管内の概況
 旭川開発建設部は、北海道のほぼ中央に位置する4市17町2村からなる地域を所管しており、新潟県に匹敵する広大な面積を有しています。
 管内は、稲作を中心とした農業が盛んな地域であるとともに、豊かな森林資源にも恵まれ、家具、木材・木製品、パルプ・紙等の主要生産地にもなっています。また、動物の行動展示で有名な旭山動物園や美しい自然・農村景観を多く有することから、国内外から多くの観光客が訪れています。
降水量と平均気温
■位置・気候
 管内は、南北に224.4Kmと細長い形状をしており、中央部には、北海道の屋根といわれる旭岳(2,291m)を主峰とする大雪山系、北には天塩山系と北見山系、南に夕張山系と日高山系が走行し、上川・名寄・富良野の各盆地を形成しています。河川は、北海道の母なる川・石狩川と、朔北の大河・天塩川が流れています。
 気候は、冬季と夏季の寒暖差が大きい典型的な内陸性気候で、季節の移り変わりがはっきりとしています。
上川管内の人口と面積 ■面積・人口
面積は、10,619K平方メートルで、十勝、網走に次いで大きく全道の12.7%を占め、全国の面積に対しても2.8%を占めています。管内の人口は518,065人(平成25年3月末住民基本台帳 北海道総合政策部地域行政局市町村課調べ)で全道の9.5%を占め、そのうち67.3%が、旭川市に集中しています。
 就業者総数は239,107人(平成22年国勢調査)で全道の9.5%を占めています。 産業別の構成比では、第1次産業が9.5%、第2次産業が16.0%、第3次産業が71.6%、その他2.9%となっています。
上川管内の農家戸数 ■農業
農業は、広大な盆地を中心に、上川北部で稲作・畑作・酪農、上川中部で稲作・畑作、上川南部で畑作などが営まれています。南北に細長く、気候に差があることを反映して、各地域の農業にも特色があります。
 農家戸数は、9,109戸(平成22年世界農林業センサス)で、北海道全体の17.8%を占めています。
 耕地面積は131,200ha(平成24年農林水産統計年報)で、米(きらら397、ほしのゆめ、ななつぼし、おぼろづき、ゆめぴりか、もち米)を中心に一般畑作物の小麦、馬鈴薯、てんさい、豆類と野菜のかぼちゃ、たまねぎ、にんじん、スイートコーン、アスパラ、酪農では牧草、デントコーンと多種類の作物が地域の彩りを添えており、多様な農村景観の保全と共に我が国の食料基地として食料自給率の向上に寄与しています。
■林業
管内は広大な森林資源に恵まれています。平成23年度北海道林業統計によると、管内の森林面積は807,992haで全道の14.6%を占めており、このうち国有林は57.8%となっています。森林蓄積は101,182千立方メートルで、全道の13.6%にあたり、主な樹種はトドマツ、カンバ類、カラマツ類、エゾマツとなっています。
また、生しいたけ、なめこ、えのきたけ、まいたけの生産量は、6,227t(平成23年北海道上川総合振興局産業振興部林務課調べ)で、全道の40.3%を占めており、きのこの主要生産地となっています。
上川管内の森林面積
上川管内の事業所数と従業員数の割合 ■商工業
工業は、平成22年の工業統計調査によると、事業所数665か所(全道の11.2%)、従業員数13,630人(同7.8%)、工業出荷額2,540億円(同4.3%)となっています。業種別の工業出荷額は、食料品740億円、木材・木製品184億円、家具・装備品製造業128億円、パルプ・紙・紙加工品425億円で、これらの4業種で管内全体の58.0%を占め、典型的な資源立地型の構造になっています。
 豊富な森林資源に恵まれていることから、木材・木製品製造業やパルプ・紙・紙加工品製造業などの木材関連産業が中核の一つとなっています。中でも旭川家具は、優れたデザイン性と機能面から国内有数の地域ブランドとして定着しており、全国に販路を広げるとともに海外へも輸出され、特徴ある地場産業となっています。
 商業は、平成19年の商業統計調査によると、卸売・小売業は5,883事業所(全道の10.1%)、従業員数45,071人(同9.7%)、年間販売額1兆5,227億円(同8.5%)となっています。
■観光 上川管内の観光入込客数
旭岳や十勝岳などからなる大雪山国立公園は美しい自然が多く残されており、周辺に層雲峡(上川町)、旭岳・天人峡(東川町)、白金(美瑛町)、十勝岳(上富良野町)などの温泉地を有し、旭山動物園や富良野のラベンダー畑、美瑛の丘の景観などの全国的にも人気がある観光地があります。
 観光入込客数は、1,737万人(平成23年度北海道観光入込客数調査)を超え、季節別では、大自然の景色、花や丘陵の織りなす風景等を楽しむことができ、カヌー・ラフティング・キャンプといった体験型観光も楽しむことのできる夏季に集中していますが、層雲峡氷瀑まつりをはじめとする冬季のイベントにも多くの人が訪れており、また冬の富良野やトマムは、国内外の多くのスキー、スノーボード客が訪れています。
管内市町村の概要
上川管内:4市17町2村
市町村名 面積
(km&sup2)
人口
(人)
市町村名の由来 市町村の概況
旭川市 747.60 348,658 アイヌ語「チュプペツ」(日の川)の意訳 「行動展示」で有名な旭山動物園を有し、石狩川をはじめ多くの河川に育まれ、大雪山連峰とそれに連なる山並みに抱かれた水と緑に輝くまち。豊かな自然と様々な都市機能が調和し、北北海道の拠点都市として重要な役割を担っています。
士別市 1,119.29 21,238 アイヌ語「シペツ」(大きい・川(本流))から転訛 天塩川の源流部に位置し、天塩川の豊かな水に恵まれた農業・林業のまち。めん羊を活用した「サフォークランド」や「自動車試験研究」、「スポーツ合宿」を柱にまちづくりを進めており、夏は多くの人々が合宿に訪れ、冬は自動車・タイヤなどの試験研究が数多く行われています。
名寄市 535.23 29,515 アイヌ語「ナイ・オロ・プト」(川・の処の・口)から転訛 作付面積日本一の「もち米」や有数の生産量を誇る「アスパラガス」等の農業を基幹とし、夏はヒマワリが咲き誇り、ピヤシリスキー場やサンピラー等の冬の魅力もあふれるまち。「星・雪・きらめき 緑の里なよろ」をキャッチフレーズにまちづくりを進めています
富良野市 600.97 23,595 アイヌ語「フラヌイ」(硫黄臭い、火炎の土地)から転訛 北海道の中央に位置する「へそとスキーとワインのまち」。テレビドラマ「北の国から」の舞台です。農業と観光を基幹とし、恵まれた自然を活かした農産物、食材、保養、スポーツ等を提供し「ふらの」ブランドも定着しています。
鷹栖町 139.44 7,339 アイヌ語「チカップニ」(大鳥のすむ巣のある所)からの意訳 稲作を中心とした農業を基幹とする上川盆地北部に位置するまち。「福祉」や「健康づくり」の取組を大切にしたまちづくりを進めています。また、農業の振興を図るとともに農・商・工が一体となった複合的な産業形成を推進しています。
東神楽町 68.64 9,898 アイヌ語「ヘッチェウシ」(神々が集まって楽しく遊ぶ)を意訳したもので、分村の際に「東」冠した。 旭川空港があり、「花」を活かした美しい環境整備に力をいれたまちづくりをしています。道内有数の米どころとして評価の高い稲作を中心に、花き・そ菜など都市近郊型農業も盛んで本州方面にも出荷されています。
当麻町 204.95 7,043 アイヌ語「トオオマ」(沼または湿地の中)から転訛 上川盆地東部に位置し、北海道を代表する優良米の産地。「でんすけすいか」の生産地としても有名。稲作・そ菜・花きなどの農業と道指定天然記念物「当麻鍾乳洞」、「とうまスポーツランド」などを中心としたスポーツ観光を展開しています。
比布町 87.29 4,056 アイヌ語「ピピ」または「ピプ」(沼多き所または石多き所)から転訛 大雪山連峰の展望が美しい「スキーといちご」のまちで農業が基幹産業。緑豊かな田園住宅地としての条件整備を進めています。ウィンタースポーツ、キャンプ、パークゴルフ等一年を通じて「ぴっぷスキー場」・「遊湯ぴっぷ」周辺等で各種スポーツとレクリエーションを楽しむことができます。
愛別町 249.71 3,231 アイヌ語「アイペット」(水の流れが矢のように速い川)から転訛 米・きのこ・畜産を基幹とする農業のまち。道内有数のきのこ産地で、生しいたけ・なめこ・えのきたけ・まいたけ・えぞ雪の下が年間を通じて生産されています。「きのこの里」をコンセプトに農産物の6次産業化やきのこを通した「農」と「遊」を結合したまちづくりをすすめています。
上川町 1,049.24 4,035 アイヌ語「ペニ・ウン・グル・コタン」(上川人の村)を意訳 石狩川最上流部に位置し、大雪山国立公園の玄関口。魅力溢れる四季の景色や渓谷と自然に囲まれ、層雲峡等の3温泉を有す道内有数の国際観光の町。「自然と調和した未来」を目指してまちづくりを進めており、広大な肉牛基地を含めた観光農園づくりにも力を注いでいます。
東川町 247.06 7,865 アイヌ語「チュプペツ」(日の川)あるいは「チュプカペツ」(東の川)の意訳 大雪山国立公園を背景に良質な水を活かした稲作・高原野菜の生産や木製家具などの工芸が盛んで、「写真」をテーマにまちづくり・ひとづくりを進めています。旭岳・天人峡温泉を有し、豊かな自然を活用した体験型スポーツ・レクリエーションを楽しめます。
美瑛町 677.16 10,714 アイヌ語「ピイェ」(油ぎった川)から転訛 「丘のまちびえい」として十勝岳の山麓に広がる美しい農村景観のまちです。すばらしい景観を地域の資産として保全や整備を進め、豊かで潤いのある田園居住環境創造を目指しています。また、十勝岳火山噴火に備え防災対策を進めています。
上富良野町 237.18 11,562 アイヌ語「フラヌイ」(硫黄臭い、火炎の土地)から転訛したもので、後に「上富良野」に改称した。 十勝岳連峰の山麓に広がる、豊かな自然と農畜産物に恵まれたまちです。十勝岳温泉郷、ラベンダーや丘陵地が織りなす農村景観による農業と観光の振興に取組み、「四季彩」のまちづくりを進めています。
中富良野町 108.70 5,456 富良野原野の中心に位置することから名付けられた。 富良野盆地に位置し「クリーン農業推進の町」を宣言して環境保全型農業に積極的に取り組み、「クリーン・グリーン」をキーワードにまちづくりを進めています。広がる田園風景・十勝岳連峰の山並・紫のじゅうたんを敷きつめたかのようなラベンダーの光景は人々を魅了し、多くの人々が訪れています。
南富良野町 665.52 2,774 富良野地方の南部に位置することから名付けられた。 広大な森林と清らかな水など自然環境に恵まれた畑作を基幹とする農林業のまち。「太陽と森と湖のまち」として体験型・滞在型観光の振興を図っており、空知川やかなやま湖でのラフティング、カヌー、釣り、キャンプなどアウトドア活動のメッカとなっています。幾寅駅は映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地です。
占冠村 571.31 1,142 アイヌ語「シモカプ」(たいへん静かで平和な上流の所)から転訛 管内最南端に位置し、豊かな自然に恵まれた環境を活かし、農業・林業・酪農を基幹に観光産業等の振興を進めているまちです。トマム地区の大規模リゾートをはじめ、鵡川のラフティングなど自然と触れあい体感できるまちづくりを進めています。
和寒町 224.83 3,816 アイヌ語「ワット・サム」(ニレの木のそば)から転訛 かぼちゃの作付面積日本一で、越冬キャベツの発祥地、小説で有名な「塩狩峠」のあるまちです。「町民皆スポーツ」をめざし「スポーツのまち」宣言をし地域間交流やコミュニティ活動が取り組まれ、全日本玉入れ選手権やバイク競技なども開催され,農商工一体のまちづくりを推進しています。
剣淵町 131.20 3,508 アイヌ語「ケネペツ」(ハンノキの多い川)から転訛 「人・夢・大地 やさしさ奏でる 絵本の里けんぶち」をテーマに優しさあふれる「絵本の里」づくりを展開。絵本・児童書35000冊以上の蔵書を誇る「絵本の館」は圧巻。道の駅「絵本の里けんぶち」では基幹産業の農業を活かし交流人口の増と地域産業の活性化を図っています。
下川町 644.20 3,569 アイヌ語「パンケ・ヌカナン」(下川)から意訳 林業・農業が基幹産業。町として循環型森林経営に取組み、平成23年には「環境未来都市」に選定され、新たな社会モデルの構築を進めています。「万里長城」や下川町発祥の冬の風物詩「アイスキャンドル」など自然と調和のとれた豊かなまちづくりに取り組んでいます。
美深町 672.14 4,819 アイヌ語「ピウカ」(石多き河床)から転訛 まちの中央部を天塩川が貫流し、農業と林業が基幹産業。「びふかアイランド」には、宿泊施設やキャンプ場、温泉、チョウザメ館などがあり滞在型観光拠点となっており、松山湿原、函岳、カヌー体験、トロッコ王国などの大自然を活かした地域活性化に取り組んでいます。
音威子府村 275.64 795 アイヌ語「オ・トィネ・プ」(川口が泥んこの川)から転訛 森に囲まれ畑作・酪農を基幹とするまち。「北海道」命名の地。「森と匠のむら」をテーマに森と共にいきいき輝く地域を目指して村づくりを進めており、砂澤ビッキ作品を展示する「アトリエ3モア」、「高橋昭五郎彫刻の館」、「木遊館」等の施設があり、ゆっくりと流れる時間を体感できます。
中川町 594.87 1,778 中川郡の郡名から名付けられた。 天塩川が貫流する酪農等の農林業が基幹産業のまち。まちのすばらしさを実感できる「居住環境づくり」と「移住者の受け入れ」に取り組んでおり、化石をはじめ地域資源を活用し地域を丸ごと博物館とみたてる「エコミュージアム構想」を推進し、中川町の文化を創出・発信・伝承しています。
幌加内町 767.03 1,659 アイヌ語「ホロカナイ」(逆戻りする川)から転訛 「そばの作付面積・生産量」「最大の人造湖朱鞠内湖」「最寒記録マイナス41.2度」の3つの日本一を有する農業が基幹産業のまち。農業と共に朱鞠内湖を中心とした観光を産業の中核に「人に自然にやさしい故郷づくり」をテーマとしてまちづくりを進めています。
※「面積」は平成24年10月1日現在全国都道府県市区町村別面積調(国土地理院調べ)、「人口」は平成25年3月末現在住民基本台帳人口(北海道総合政策部地域行政局市町村課調べ)。
※「市町村名の由来」については諸説あり  
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